駅のポスターをみて気になったこの列車。
伊豆クレイル。ピンクの外観が可愛らしい列車です。
2016年7月16日に開業予定で、キャッチコピーは『伊豆の景色を眺めながら「食」と「お酒」、「会話」を楽しむリゾート列車』
今回は気になる列車”伊豆クレイル”について、概要や予約、料金、サービスなどをまとめてみました!
伊豆クレイルとは?
端的にいうと、伊豆クレイルは小田原~伊豆急下田駅間を運転するリゾート列車です。
外装は、伊豆ゆかりの「桜」「海風」「さざ波」から。柔らかさや女性らしさを取り入れてゴールドピンクに仕上がっています。エレガントさも加わり大人のリゾート感が演出されています。
車両は651系特急型。座席車3両・ラウンジ車1両の計4両編成、快速列車で全車グリーン車指定席です。
ラウンジにはカウンターが備わっていてドリンクなどを頼めるようになっています。
車両ごとに異なる伊豆クレイルの内装
4両編成の車両デザインは車両ごとに異なります。
和モダンをベースに、1号車と4号車は青と緑、3号車はオレンジを基調とした内装です。
それぞれ伊豆の海と山、夕日をイメージしているとのこと。
1号車の内装イメージ。
窓に向かって2人用のカウンター席と向かい合わせ席になっています。カウンター席からは伊豆の海の景色を観ることができます。
4号車は通常の座席と同じような横4列の回転式リクライニングシート、3号車は半個室のようなコンパートメント席になっています。2号車はバーカウンターとラウンジが併設されていて、景色を眺めながらゆっくりできるようになっています。
運行ルートは?
小田原、熱海、伊東、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田が停車駅です。
小田原~熱海、伊豆熱川~伊豆稲取でそれぞれビューポイントということで徐行もしくは一旦停車があります。快速列車ではありますがリゾート列車ということで景色を楽しんで進むみたいです。
運行日は?
7月から9月まで土日を中心に運行します。10月以降は2016年5月時点では未定で、決まり次第公式サイト等で告知するとのこと。
運行時間は?
小田原~伊豆急下田を1日1往復します。
下りは、小田原 (11:40頃発)~伊豆急下田(14:06頃着)
上りは、伊豆急下田(15:09頃発)~小田原(17:12頃着)
運行時間は約2時間30分です。
ちなみに在来の特急だと小田原〜伊豆急下田の乗車時間は約1時間50分です。
伊豆クレイルで受けられるサービスとは?
さきほど紹介のとおり、2号車カウンターにて飲食等が販売されます。また、伊豆にちなんだ伝統調味料や地元の加工品等の商品、伊豆クレイルのオリジナル商品も販売も予定されているようです。
キャッチコピーにも「食」と「お酒」を楽しむとあるので、食べる物・飲む物は充実してそうですね。
伊豆クレイル車内の料理を監修するのは東京・目黒の人気フレンチレストラン「モルソー」のオーナーシェフである秋元さくらさん。大手航空会社に客室乗務員として勤務経験がある女性の方です。「美しく・楽しく・親しみやすく」をモットーに伊豆の食材を使った四季折々のメニューをご提供してくれます。
この他にもサービスが予定されているみたいですが現時点では未公開。順次公開されるそうなので楽しみです!
<2016年6月追記>
伊豆クレイル車内ではないですが、小田原駅改札内のコンコースに専用ラウンジ『IZU CRAILE』がオープンとなります。
小田原産の木材がふんだんに使用されており、乗車までのリラックスしたひとときを過ごすことができます。
予約するには?
伊豆クレイルの席については1号車と3号車が旅行商品、4号車が切符での発売となります。
4号車はみどりの窓口で6月16日(木)から切符発売となります。
1号車と3号車はえきねっとやJTBなどの旅行会社の企画となるので、各旅行会社に確認することになります。
料金は現時点では公表されていません。
あくまでも予想ですが、料金は同区間を走る「踊り子号」と同じが少し上の金額だと思われます。
<2016年6月追記>
料金が公開されました!
切符のみ(4号車)の料金は、小田原-伊豆急下田で2,290円(小人は1,280円)。
えきねっとの旅行商品(1号車、3号車)は、プランによって異なりますが、9,000円~ となっています。
まとめ
まだまだ未公開な部分もありますが、全体的に女性向けのちょっとリッチなリゾート列車という感じですね。女性同士の旅行に使うとよさそうですね。予約は6月からみたいですが、1日1往復の運行でサービスも充実しているようなので伊豆の旅行を考えているなら早めに予約するようにしたほうがそさそうです!