三歳の女の子の七五三に、着物の上から着る「被布」という衣装がありますね。
羽織のような服です。
被布って着なければいけなものなのでしょうか?
写真屋さんやレンタルショップの見本だと被布を着ている子が殆どですが
神社だと被布なしの子がいたりとバラバラ。
初めてのお子さんの場合は特に悩みますよね。。。
今回はそこのところをチェックしてみましょう。
七五三の時に着る被布とは?
被布とは、簡単に言ってしまうと着物の上に着るベストみたいなものです。
一般的には、着物を兵児帯で着付けその上から被布を羽織ります。
七五三の場合は、3歳の祝時に着るのがメジャーですね。
七五三以外では初詣や桃の節句でも着ることができます。
被布の色は着物と同色である必要はなく、
違う色にして組み合わせるとコーディネートの幅がグッと広がります。
七五三に被布は必要?
被布は七五三に必須というわけではありません。
ただ、3歳だと着付けは大変です。
時間がかかると飽きてしまうし、普通の帯だときついし後ろも重いしで辛がる場合もあります。
ですので、兵児帯もしくは紐のみで結び、そこを被布で隠すと、着付も簡単で時間も短縮できます。
子どもも楽にできるのもいいですね。
また、七五三は主に11月に行われる行事ですので、場所によっては防寒着の役割も担っています。
七五三に被布を着る意味とは?
七五三の祝いにおいて、その歳によって意味が異なります。
3歳の祝いは「髪置の祝」といわれ、
それまで剃っていた髪を伸ばし子どもといえど社会の一員として成長します、というもの。
7歳の祝いは「紐落としの祝」といわれ、
衣服のつけ紐をはずし、晴れてこれから一人前の女性として成長すべく帯を締める、というもの。
ですので、七五三の意味からすると帯は7歳からなので、3歳では早いということになります。
被布自体には意味はありませんが、3歳の時は兵児帯で被布を着せて、7歳から普通の帯にするのがよいでしょう。
とはいっても、最近はそこまで厳密ではありませんので、お子さんや家族の希望によっては帯もありだと思います。
被布は可愛い感じになりますが、お姉さんっぽくおませな雰囲気で着こなすなら帯の方があいそうですね。
まとめ
七五三において、被布自体には意味はあまりなく着なければいけな物ではありません。
しかし、それぞれの歳の祝の内容やメリットなどを考えると、被布を着るのがおすすめです。
それに被布は小さいうちしか着れない物でもあるので、記念に1つ用意するのもいいですね。