夜遅くまでテレビを見たり、PCやスマホでネットサーフィンをしたりしていませんか?
もしくは仕事で夜遅くまでパソコンで作業しっぱなしなど。
長時間画面を見続けることによって起こる「VDT症候群」をご存知でしょうか。
今回はVDT症候群の症状と原因、対策や予防方法などを紹介します。
VDT症候群の症状とその原因は?
VDT症候群の「VDT」とは、「Visual Display Terminals」の略称で、直訳すると「(視覚)ディスプレイ末端装置」といいます。
パソコンやテレビ、スマホ、ゲーム、小型ゲーム機、電子書籍リーダーなどが該当します。
VDT症候群とは、これらの機器を長時間使用することが原因で起こる症状のことを指します。
具体的な症状は・・・
・目が疲れる
・目がかすむ、痛む
・目がしょぼしょぼする
・肩がこる
・首の痛み
・頭痛
・背中の痛み
・ぼーっとする
・気分が落ち込む
長時間ディスプレイに向かっていて、かつ、上記の症状に1つで当てはまっているならVDT症候群にかかっている可能性が高いといえます。
放っておくと次第に重症化し、生活習慣病などの引き金になることがあるので、未然に防ぐようにしましょう。
VDT症候群への対策は?
一番の対策はVDT作業を押えることですが、
現代の生活において、それは無理といっていいほど難題ですよね。
VDT作業、特にPCで作業中に効果的な対策を紹介します。
・部屋全体を明るくする
・手元をスタンドなどで明るくする
・画面は目線より下になるようにする
・目を画面との間は40cm以上離す
・ディスプレイを連続して1時間以上見ないようにする
・ときどき遠くを見て、目の調整機能をゆるめる
・作業と作業の間は10~15分程度の休憩をとる
(休憩中はスマホなどの他のディスプレイは見ない)
・椅子には深く腰をかける。高さは足の裏が床につくように調節
・作業の前後や休憩時にはストレッチを行う
VDT症候群の予防に効果的なツボやストレッチは?
VDT症候群を予防するのに効果的なツボを紹介します。
頭部にあるツボなので、作業の合間に押えるのもいいと思います。
こめかみ
親指の腹でこめかみを軽く押さえます。
目頭~眉の下
目頭と鼻のつけ根の間にあるへこみから、眉毛の内側の生えぎわにかけて親指の腹で押さえます。
首の後ろ
首の後ろの中心から左右の位置にあるへこみを押します。
耳たぶ
親指と人差し指で耳たぶを軽く揉みます。
ストレッチは、肩を回す、屈伸をする、背伸びをする、など軽く身体を動かすだけでもだいぶ違います。
目に疲れが集中している場合は、軽く目を閉じ、左右・上下と眼球を動かします。次に時計回り・逆時計周りに動かします。
このストレッチの際に目にホットタオルなどをかけるとより効果的です。
まとめ
定期的に休憩をとり、目や体の緊張をほぐすこと。疲れを感じる前に休憩をとりリフレッシュを心がけましょう。