便秘改善のために「食物繊維を沢山とると良い」とよく言われていますが、一概に効果的とはいえないことも。
確かに食物繊維をとると改善する例は多くあります。
しかし、食物繊維が不足しているから便秘になるというわけではないんです。
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食物繊維は便のかさを増したり柔らかくする効果がありますが、それだけで便が体から出ていくわけではありません。
便の状態が排出に適していても、肛門が緩まなければそれだけでは排便は困難。
排便は便の状態だけでなく、大腸が動く→脳が認識する→直腸が真っ直ぐになる→肛門が緩む といった、脳から肛門に至る体の機能が全て正常に動くことではじめてスムーズに行われます。
そのため、便の状態が良くても体の機能に問題があると結局便秘になってしまうのです。
食物繊維だけでは治らない…そんな時に試したい3つの便秘改善方法
便秘を「体質だからしょうがない」「もう慣れっこだから…」と考えずに、うまく付き合って改善に向けて生活をコントロールしてみては。
食物繊維を摂る以外にできる便秘改善方法を教えます。
とっても意外でやるのも簡単な方法ですが、見落としがちなやり方です。
ぜひ試してスッキリ便秘を解消しましょう。
オナラを我慢しない
あまり広く知られていない事ですが、腸に空気があると便はなかなか出ません。
腸の中に便以外のもの(空気)が混ざっていると、腸の中で便が点在したまま、便が纏まらず出口まで辿り着く事ができないからです。
ですから、まず腸に溜まっている空気をオナラとして出し、オナラを出して便を纏めながら肛門まで運ぶようにします。
オナラを出さなければ排便が始まりません。
便意を我慢しない
排便の準備ができると、体からそのサインとして便意をもよおしますが、便意を我慢してしまうと、それを重ねていくうちに、やがて便意を感じなくなってしまいます。
人間は適応力が高いので、我慢を続けるうちに感じなくなってしまうのです。
「トイレに行きたい」という感覚がなくなってしまうのは便秘解消には致命的です。
オナラもそうですが、恥ずかしい、時間がないなどと我慢していると、知らず知らずのうちに自分の体を蝕んでいく結果に。
我慢は本当に健康に良くありません。
毎日決まった時間にトイレに行く
毎日朝同じ時間にトイレに行くように促していたら、数ヶ月後には毎朝決まった時間にうんちが出るようになった。というケースも。
習慣化させると、無意識下で体が排便に向けた機能を動かそうとしてくれます。
出なくても、毎朝トイレできばってみるのも大切なことです。
まとめ
オナラや便意って突然やってくるものだから、全部をぜんぶ我慢するなというのは日常生活を送る上で正直無理な話ですよね。
今回ご紹介した改善方法を見て「そうは言っても…」と感じた人もいるはずです。
でも、全部は難しいにしても、ちょっとずつでも出来ることからはじめてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した方法はどれも薬や道具など使わずに解消できる方法です。
これで便秘を解消できたらかなりお得ですよね。
我慢を重ねても何もいいことはありません。便秘を解消して気持ち良い生活を送りましょう。
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