日本で手に入りやすいスーパーフードの特徴や栄養素、主な食べ方を紹介するシリーズの後編です。
前編では、チアシード、カムカム、ココナッツを
中編では、カカオ、アサイ―、クコの実を紹介しました。
後編では、知る人ぞ知る3つのスーパーフードを紹介します。
スピルリナは抗酸化パワーが高いスーパーフードの王様
スピルリナはアフリカや中南米などの湖に自生していた藍藻の一種です。
『スーパーフードの王様』という名を持ち、NASAの研究対象となったことでも有名です。
スピルリナは、クロロフィルたタンパク質、ビタミン・ミネラル類、必須脂肪酸、核酸など50種類以上もの栄養素が含まれています。
その中でも、筋肉をつくるために必要な栄養素が豊富で、
必須アミノ酸をバランス良く含む良質なタンパク質を保有しています。
藻なので、独特の青くささがあるので、そのまま食べるのは厳しいでしょう。
最近ではタブレット状にしたサプリメントが出ているのでそれを利用するのが一番です。
古代アステカではカカオと混ぜて食べられていたといわれています。
キヌアは低GIで高タンパク
キヌアはペルーやコロンビアなどのアンデス山脈で古くから栽培されている植物です。
サポニンを多く含んでおり、健康や美容、ダイエットに効果的です。
糖質の含有量が少ないので低GI食品でもあります。
穀物に似た植物なので、炭水化物を減らしたダイエット中の、ご飯やパンの代わりとして摂ることも。
栄養値も、タンパク質は精白米の約2倍、食物繊維は約14倍、カルシウムは約9倍もあります。
プチプチした食感があり、欧米ではスープにいれたり茹ででサラダに混ぜるのが主流です。
日本では米の代わりにピラフ風にして食べるのが多いです。
粉にすれば、小麦粉の代わりとして、パスタやパン・お菓子の材料にすることもできます。
ヘンプシードは肉や魚と同等のタンパク質
ヘンプシードは中央アジア原産のアサ科の植物です。
この植物がスーパーフードと呼ばれる所以は、その良質なタンパク質です。
これらの栄養素は肉や魚、卵にも勝るほど。
必須脂肪酸も多く含まれています。
肉や魚が食べられない人にとっては重宝されるタンパク源ともいえます。
ナッツのような味なので、そのまま食べることもできます。
ジュースやお菓子、ドレッシングに混ぜてもおいしく食べることができます。
まとめ
前編から後編にかけて全9種類のスーパーフードを紹介してきました。
一口にスーパーフードといっても、その効果は様々です。
ダイエットに効果があるもの、美容に良いもの、筋肉つくりに特化したものetc.色々です。
効果を確認して、自分の状況にあったフードをうまく取り入れていくのが健康への近道ですね。