朝起きて、鏡の前で舌をべーっと出すと、下の上に白や黄色っぽいネバネバしたものが溜まっていないでしょうか?
それは、舌苔といって、舌のカビや毒素とも言われています。
体の中の毒素は、夜寝ている間に一か所に集まります。
その集まるところというのが、舌の上なのです。
昼間、飲食したものがキチンと消化されないと、その未消化物が毒素となり、体の各部分に蓄積されます。
それが夜間に血液を通して舌へと運ばれ、舌苔となって舌の上に溜まります。
前日の夜遅くに食べ過ぎたり飲みすぎたりすると、舌のネバネバが増えていませんか?
舌に溜まった舌苔は、そのままにしておくと、口臭を引きおこしたり、味覚異常など様々なトラブルの発生源に。
それに、見た目もよくありませんよね。
舌の掃除については色々な意見がありますが、アーユルヴェーダでは、朝に舌苔除去すると、オージャス(生命エネルギー)が増えるともいわれています。
口の中に舌苔やネバネバを感じたら、きちんと取り除きましょう。
では、具体的には、どうやって取り除けば良いのでしょうか?
舌苔の具体的な取り除き方
取り除き方は簡単です。
タングスクレーパー(またはタングクリーナー)という、U字をしている専用の金属製ヘラで、舌をやさしくそぐように撫でるだけです。
タングスクレーパーは、金属製が良く、プラスチック製は避けた方がよいでしょう。
歯ブラシでこするのは、舌の表面にある味蕾(味を感じる部分)を傷つけてしまうので、避けた方がよいです。
クリーナーが手元にない場合は、シルバースプーンでも代用できます。
用意するもの
- 金属製のタングスクレーパー(もしくはシルバースプーン)
舌掃除のやり方
- 軽く口をゆすぐ
- タングスクレーパーの両端を持ち、U字の部分を舌の奥に軽く当て、手前に軽く引きます(スプーンの場合は、さじの端の部分を舌に当てて使います)
- 2を2~3回繰り返したら、口をゆすぎます。
舌の掃除をすると、すっきりとした爽快感があり、食事も美味しく感じられるようになります。
また、クリーナーで舌に軽く刺激するのは、気管支や肺、心臓などの、呼吸・循環器系を鍛えることにつながるというメリットも。
アーユルヴェーダでは、舌苔は、朝10時までに取り除かないと、体内に逆戻りして再吸収されてしまう、と言われています。
舌の掃除を、朝を起きたときの習慣のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
気持ちの良いスッキリ感でさわやかなに1日を過ごせそうです。
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