ゆったりとした時を過ごせる、金沢・兼六園周辺のぼんやりスポット

旅行・観光というと、色々な所をまわって疲れてヘトヘトになってしまう…ということありませんか。
今回は、金沢の兼六園周辺で、ゆったり、ぼんやりと時を過ごすことができるスポットを4つご紹介します。

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『ぼんやり』のメリットとは?

『ぼんやり』というと、あまり良くないイメージで受け取られることが多いですが、
人にとって「ぼんやりする」ということは、すごいメリットがあったりします。

頭の中を空っぽにし、何にもせずにぼんやりするという状態は、一見すると、脳が休んでいて何もしていない様にみえます。
しかし実は、この間、人間の脳内では、楔前部や前頭葉内側部など様々な部分が同時に働いているのです。

これにより、取り込んだ情報や記憶の整理などが行われ、勉強・仕事の能率アップやストレス解消、記憶力アップなどが見込めるのです。
ある進学校やIT企業では、その効果に注目し、「ぼんやりする」という状態を活用しており、業務の効率アップにつなげています。

普段の生活の中でも「ぼんやりする」というのもよいですが、
日常から少し離れたところで行うと、さらなる効果が期待できるといえるでしょう。

ぼんやりスポットその1.兼六園

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日本三大庭園として知られる兼六園は、至るところにベンチが設置されており、
腰をかけて庭園をじっくりと眺めることができるように配慮されています。
お気に入りの景色を見つけたら、ベンチに腰をかけてぼんやりしてみましょう。
歩いてまわるのとはまた違った風景が楽しめます。

ぼんやりスポットその2.石川県立美術館

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石川県立美術館の館内にある休憩所の椅子の多くは、窓の外に向かって設置されています。
外は木々が多く緑豊かな風景ですので、展示品を見た後にちょっと休憩がてらぼんやりするのもよいでしょう。

また、館内にあるカフェ『ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA』は、連続テレビ小説「まれ」に出てくるケーキの菓子監修をつとめる辻口博啓シェフのお店です。
美味しいケーキとモダンな雰囲気のお店なのでこちらもおすすめです。

ぼんやりスポットその3.鈴木大拙館

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「近代日本最大の仏教者」と評される鈴木大拙に関する文化施設です。思索の場とすることを目的に建てられた施設であり、ゆったりとした時間が流れています。
また、この施設の設計は、世界的建築家の谷口吉生氏によるものです。
展示棟を出ると、水面が広がっており、その真ん中には四角い白の建造物があります。
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その中に入ると、畳でできた椅子が四角に並べられています(写真参照)。
この畳の上で座禅するのもよし、横になるもよし、座って水面をみたり鳥のさえずりを聞くもよし。
ぼんやりするにはピッタリな場所だといえるでしょう。

ぼんやりスポットその4.金沢21世紀美術館

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現代美術をメインに収蔵した円形の建物が印象的な美術館です。
建物の内外には恒久設置されている数多くのアートがあり、そこで過ごすだけでも十分行く価値があるスポットです。

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金沢21世紀美術館内にある『タレルの部屋』はそこに入ると、壁に沿うように石造りのベンチがあります。
そこに座って上を見上げると、四角くくりぬかれた天井が。
切り取られた空の色、移りゆく雲を眺めてぼんやりと過ごします。

まとめ

北陸新幹線が開通し、関東から金沢へのアクセスがかなりよくなりました。
金沢の観光スポットはベンチや休憩できるスペースが多く設置されている印象です。
和モダンな景色を楽しみつつ、ゆっくりした時を感じながら、ぼんやりしてみるのもよいでしょう。

ただし、ぼんやりしすぎてバスや列車に乗り遅れる…なんてことにならないように。

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