宮島で行われる管弦祭は、夕方から深夜にかけて、海上にて行われる雅な祭りです。
海に浮かぶ厳島神社ならではの祭であり、平安時代に平清盛が貴族達の「管絃遊び」を模して、神様を慰める神事として執り行われたのがその始まりといわれています。
古くから多くの観光客を魅了してきた管弦祭の2015年の日程、雨天時の開催有無やみどころを紹介します。
管絃祭2015年の開催日は?
管絃祭は毎年『旧暦6月17日』に開催されます。
これを新暦にすると、2015年は8月1日(土)になります。
その他の日程は以下のとおりです。
- 開催場所:
- アクセス:
- 開始時間:
- タイムスケジュール(予定)
- お問い合わせ:
嚴島神社、地御前神社、長浜神社、大元神社
JR宮島口駅から連絡船10分、宮島桟橋から徒歩10分
午後4時~
発輦祭[はつれんさい]・・・ 16:00
御本殿出御 ・・・ 17:00
大鳥居前の儀 ・・・ 17:40
火立岩[ほたていわ]・・・ 19:00
地御前神社 ・・・ 20:20
長浜神社 ・・・ 21:40
大元神社 ・・・ 22:30
火焼前[ひたさき]・・・ 23:10
客神社前 ・・・ 23:30
御本殿還御 ・・・ 24:00
嚴島神社 0829-44-2020
管弦祭、雨天時はどうなる?
海上で行われる祭りですので、雨が降った場合が気になるところ。
大荒れの場合はとにかくとして、基本的には雨天決行されます。
実際、2010年は雨でしたが執り行われています。
管絃祭の開催が旧暦の6月17日とされているのは、潮の干満を考慮しているからです。
社殿に船が入る関係から大潮の日であること、満月に近い月が昇り海を明るく照らす日であること等の条件があうのがこの日…といわれています。
管弦祭のみどころは?
祭りは午後4時頃に厳島神社の本殿で発輦祭(はつれんさい)を行い、大鳥居沖に停泊している御座船まで御鳳輦(ごほうれん)を移します。その後、船内で管絃を合奏しながら地御前神社に向かいます。この後は海上渡御になっていくので、午後9時頃に再び戻ってくるまで陸地からは殆ど見ることができません。
ですので、海上の管絃祭を観たい方は、宮島観光協会が実施している航路便があります。
17:40~、20:00~の2便出航しますので、こちらを利用するとよいでしょう。
こちらは電話予約で定員があるので早めにチェックしてみてください。
→宮島観光協会HP
もう一つのみどころはちょうちん行列です。
夕方に出航した御座船が、午後9時頃に再び宮島沖に姿をあらわします。
この船を提灯をもってお出迎えするのです。
提灯は無料で配布されており、参加は予約不要です。
ただし、提灯の数に限りあるので、参加されたい場合はちょっと注意です。
夜空の下、灯りに照らされる大鳥居に向かう漕船、管弦楽を奏でる様子は祭りのフィナーレともいえる幻想的な景色です。
まとめ
管弦祭は夕方から開催されるので、早めに到着して宮島観光するのもよいでしょう。
また、祭りは深夜まで行われます。フェリーの臨時便もあるので、祭り後市内に戻れますが、
当日は土曜で翌日は日曜、宮島に1泊して余韻を楽しみ、次の日は広島観光…というのも良いですね。
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