布団を選ぶとき、『羽毛布団』と『羽根布団』というのをみかけます。
どちらも鳥の羽を使っているんだと思うのですが値段が結構違いますよね。
この違いってなんでしょうか?
羽毛布団と羽根布団の違い、羽毛布団を購入するときの選び方、お手入れのポイントなどをチェックしてみましょう。
羽毛布団と羽根布団の違いとは?
羽毛布団と羽根布団の違いは使われる水鳥の毛にあります。
布団に使われる鳥の毛は2種類あります。
『ダウン』と『フェザー』です。
ダウンは鳥の胸部分の毛で、フェザーは鳥の羽部分の毛です。
ダウンは、綿毛のように柔らかくふくらみがあります。
フェザーは、芯があって硬めでふくらみはあまりありません。
羽毛布団はダウンを50%以上使用したものをいいます。
羽根布団はダウンが50%未満のものをいいます。
羽根布団は硬めなフェザーが多い分、ふくらみが出ないのでゴワゴワしがちです。
羽根布団より羽毛布団の方が、ふんわりとして柔らかく、質がいいといえますね。
羽毛布団の選び方は?
ダウンを50%以上使用したものは羽毛布団といえますが、その中でも良いものを選ぶポイントとしては、まず2つあります。
1つめが、ダウンとフェザーの混率が、ダウンが90%以上であることです。
(毛の選別過程でフェザーが多少混入するので、ダウン100%羽毛布団というのはありません。)
2つめが、400ダウンパワー以上あるものです。
ダウンパワーとは、「1グラムあたりの羽毛のふくらみ度合い」を数値化したものです。
ダウンパワーが髙いものほど布団がしっかり膨らみます。
ダウンパワーは羽毛布団についている『ゴールドラベル』という品質表示ラベルで確認できます。
ゴールドラベルは4つの区分があり、その中で400ダウンパワー以上は、ロイヤルとプレミアムの2つです。
この他にも購入時の確認ポイントがあります。
あわせてチェックしてみましょう。
- 軽くたたいて、ホコリが出ないか
- 手で押して離したあと、すぐ元に戻るか
- 動物臭のようなイヤな臭いがしないか
- 布団の縫い目はきれいで羽毛が出てくるおそれがないか
羽毛布団のお手入れのポイントは?
購入した羽毛布団は長く使いたいもの。
鳥の毛を使っているので、いつまでもふんわり感が出るように、しっかり干しましょう。
干し方のポイントは次のとおりです。
- 風通しのよい日陰で行う
- 月に1~2回の頻度で行う
- 片面1時間ずつ干す
- 10時~15時の間に行う
- たたかずに、ホコリを軽く払う程度にとどめる。
布団乾燥機を使う場合は、高温になりすぎないよう気をつけましょう。
高温で乾燥させると品質の劣化が早まります。
まとめ
羽毛布団は中身が見えないので、粗悪品が出回りやすい商品でもあります。
ですので、品質表示ラベルなどをしっかり確認してよいものを選ぶようにしましょう。
羽毛の質が良いものほど、軽くてボリュームもあり使い心地も抜群です。
毎晩使うものなので、満足のいく羽毛布団を購入してください。