京都の祇園祭の名物のひとつに粽(ちまき)があります。
祇園祭のちまきは食べるモノではなく、笹で作られた厄病・災難除けのお守りです。
毎年祇園祭の期間だけ八坂神社をはじめ各所で販売されるもので、京都の町中を歩くと民家の玄関先に飾られているのをよく見かけます。
ちまきの購入方法、購入後の飾る場所、返却・処分の方法を紹介します。
祇園祭のちまきの購入方法は?
祇園祭の期間中、八坂神社でオリジナルのちまきが販売されています。
また、各山鉾町の町会所で購入することもできます。
毎年販売期間などは各山鉾町によって異なりますが、早いところでは13日から販売しています。
ちまきは各山鉾町によって、熨斗のような紙でくるまれていたり、御幣や花飾りがついたりとデザインが異なります。中には本当に食べられるちまきを販売しているところも。
また、各山鉾の由来に沿ってご利益が異なりますので自分の好みに合ったものを探してみるとよいでしょう。
祇園祭のちまきはどこに飾るのがよい?
購入したちまきは玄関先、上部に飾ります。
門がある家ならば門に飾ります。
ちまきは八坂神社の祭神に無病息災を約束された家 という目印なので、目に付きやすいところに飾るというのがポイントといえます。
その他、玄関の左か右か等の決まりは特にありませんので、開閉や人の出入りの邪魔にならないよう、お家の都合にあわせて飾るとよいでしょう。
ちまきがナイロン袋などで包まれていた場合は袋は外してください。
また、鉾の名が書かれている帯も外すとよいでしょう。ただし、『蘇民将来子孫也』とかかれたお札は「お護り下さい」という目印なので、このお札は外さずにそのまま飾るようにしましょう。
ちまきを飾る期間は、購入してから一年間です。
祇園祭のちまきの返却・処分方法は?
一年間家と家族を守ってくれたちまきは、
購入した各山鉾町にお返し(返納)するか、八坂神社に納めます。
ただ、毎年祇園祭に行くことがない場合もありますよね。
そういう場合は、近所の氏神様(神社)に納めるのでも大丈夫です。
まとめ
祇園祭のちまきは、お祭りの開催中、現地でしか入手できない縁起物です。祇園祭に行かれる際にはぜひチェックしてみてください。