「ブラジルのモダニズム建築の父」といわれる、オスカー・ニーマイヤーの日本における初の大回顧展が東京都現代美術館で開催されました。
それを見に行ったので感想をまとめます。
展示物のメインは設計画、模型、写真
建築家の展覧会ということもあり、ホンモノの建築物は展示されていません(当たり前)。展示物のメインは写真と模型、あとは設計画と映像資料となっています。美術品の展覧会みたくホンモノの絵やオブジェでないので、本物をみたい!と思って期待して行くとちょっとガッカリしちゃうところもあったり。でも、模型の中には実際に入って見ることもできるもの(イビラプエラ公園模型)もあったり写真撮影可能なものもあったりするので、建築に詳しい人じゃなくても楽しめる要素は結構あります。
オスカー・ニーマイヤー展の感想
ブラジルというと、サッカーやサンバ、カーニバルが頭に浮かぶので、直線!原色!のイメージが強かったのですが、オスカー・ニーマイヤーの建築物は、白が基調、曲線、幾何学模様、というのが多くて、自分の中のブラジルのイメージとだいぶ違っていたので、最初は少し戸惑いました^^;
どちらかというと、ニーマイヤーの建築物って現代的で芸術的なんですよね。慣れると懐かしさを覚えるデザインではあるけれど、奇抜さが目にいってしまうというか。ブラジルは1950年代に首都ブラジリアの主要な建物設計をニーマイヤーに託して、荒涼とした土地に創造性豊かな都市をつくることを目指したそうですが、当時の有力者の意識の高さ、先見がうかがえます。私だったらニーマイヤーのデザインは奇抜すぎてニーマイヤーに設計お願いできないかも;ブラジリアは1987年世界遺産に登録されています。
「ブラジル」で画像検索してみるとブラジルの都市の画像が出てくるのですが、濃い緑、群青色の海、白い建造物って感じでコントラストがとても綺麗です。もともとある自然の色がパッキリした色なら建築物は白でメリハリつけた方がバランスいいし素敵ですね。今までブラジルの街並みって意識したことがなかったですが、これをみるとブラジルに行ってみたいと思ってしまいます^^
オスカー・ニーマイヤー展の開催日程
- 開催期間:
- 休館日:
- 開催時間:
- 会場:
- 料金(当日券):
- アクセス:
- 問い合わせ:
7月18日(土)~10月12日(月・祝)
月曜日(7/20、9/21、10/12は開館)、7/21、9/24
10:00-18:00 (7月~9月の金曜日は21:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
東京都現代美術館
一般:1,100円
大学生・専門学校生/65歳以上:800円
中高生:600円
小学生以下:無料
東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅B2番出口より徒歩9分
都営地下鉄大江戸線・清澄白河駅A3番出口より徒歩13分
03-5245-4111(代表)
03-5777-8600(ハローダイヤル)