1972年の「科学忍者隊ガッチャマン」でデビューを果たした後、現在に至るまで第一線で活躍されている日本初のメカニックデザイナー、大河原邦男の展示会が東京上野の森美術館で開催されています。
今回は本展の混雑状況や展示内容、感想などをまとめます。
大河原邦男展の混雑状況は?
私が行ったのは8月13日(木)のお昼過ぎ。
お盆時期とはいえ、平日の昼間でしたが、チケット売り場には行列が出来ていました。
5分くらい並んだでしょうか。
入場規制はありませんでしたが、会場内は人が多く、自由に身動きしにくい感じでした。
本展に来ているのは30代40代くらいの男性が一番多かったように思います。
その次が家族連れ。ベビーカーで来ている家族も結構いましたね。
若い女性も意外とチラホラ見かけました。
メカニックデザイナー大河原邦男展の展示内容と感想
展示内容のメインは、大河原邦男先生のカラーイラストやアニメの設定資料(デザインイラスト)。イラストや資料が壁に掲げられており、年順および作品毎に、メカデザインとそのアニメ映像を展示するという構成になっています。
章の構成は全部で4つ。
第1章が「科学忍者隊ガッチャマン」をはじめとする70年代の作品を通じて、
大河原先生のメカニックデザイナーとしての黎明期を紹介したもの。
第2章がロボットアニメの黄金期といわれる80年代の作品を紹介。ガンダム、ダグラム、ボトムズ、レイズナー、トランスフォーマーなど現実感・重厚感のある作品が見られます。
第3章は90年代以降の活躍を紹介しつつ、バラエティ豊かで多彩なメカデザインを紹介。
第4章はアニメに加えて、地方自治体のマスコットや自動車デザインなどの異業種にも活躍の場を広げている大河原先生の活躍が紹介されています。
すべて時系列で展示されているので、スッと入りやすく見やすいです。
作品毎に、
作品の概要紹介→大河原先生のメカデザイン→アニメでデザインされたメカが動いている映像・・・
という流れで展示されているので、メカのイラストとアニメが比較できるのも面白いところです。
勿論初期デザインも展示されているので「どういう流れでこのデザインになったか」を知ることもできます。
展示の途中で大河原先生の年表があったのですが、携わっている作品の多いこと、毎年何かしらの作品名が書かれていて。なんというか、大河原邦男の仕事史=アニメのメカニックデザインの歴史かと錯覚するほどです。
先生は昔から会議中にポンポンとアイディアが溢れてくるようなタイプの方らしく、「書いている側が楽しくなければ、観ている側も楽しくない」という考えの持ち主らしい(音声ガイドより)。それゆえにあの精力的なデザイン量なのかと。
会場内の写真撮影はNGです。
ただし、展示会ラストの屏風と「乗れるロボット」のEXM-002-00は撮影可能です。
大河原邦男展の音声ガイドは?
音声ガイドは大河原先生が携わった作品に出演する声優さん(保志総一朗さん、小松未可子さん)がナビゲーターをつとめます。
いくつかのチャプターには大河原先生本人も出演しています。
当時のデザインの意図や見どころ・裏話など、イラストだけでは読み取りにくいであろう部分も解説されているのでより深く展示内容を知りたい場合は聞いておいて損はないかと。
混雑している時は展示プレートの文字を追うのも大変だったりするので、音声でサクッと聞くのも一つの手かも。
大河原邦男展で購入したグッズ
グッズ販売ブースには、展示会ならでは や限定品が多数揃っていました。
お酒のコラボがあるのですが、その幾つかは入荷待ちになるほどの人気でした。
管理人が購入したのは図録と展覧会限定ガンプラ「MG 1/100 ストライクフリーダムガンダム メカニックデザイナー 大河原邦男展Ver.」です。
図録はカラーイラストにメカニック設定資料、大河原先生のメカニックデザインに関係のある監督のインタビューが載っています。
ガンプラを東京会場で購入した方のみにもらえるという限定メタリックシールはこんな感じです。
メカニックデザイナー大河原邦男展の東京での開催日程は?
- 開催期間:
- 開催時間:
- 会場:
- 料金:
- アクセス:
- 問い合わせ:
8/8(土)~9/27(日)
10:00~17:00(入場は~16:30)
上野の森美術館
一般:1,500円
高大生:1,200円
小中生:500円
JR上野駅公園口より徒歩3分
京成電鉄上野駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅より徒歩5分
03-3833-4191(代)上野の森美術館
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